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【読書】電子か?紙か?|内向型の私が選んだのは電子書籍

読書をするとき、あなたは紙の本派?それとも電子書籍派?

読書が好きな人も、あまり読まない人でも、電子にするのか紙にするのかは大きな悩みどころだ。

私自身は、いまでは電子書籍をメインに読んでいる。

その理由は、内向的な性格だからこその「読書に求めること」が関係している。

私の読書環境

電子書籍紙の本
・楽天KoBoを使用
・KoBo専用リーダーで読書
・電子版がない作品
・図解やレイアウトが重要な本

以前はKindleも併用していたが、今では完全に楽天KoBoに統一している。

ただし図解が多い本や電子版がない本だけは、今も紙の本を選んでいる。

なぜ内向型の私は電子書籍を選ぶのか?

そして、内向型の読書スタイルにとって「電子」と「紙」はどう違うのか?

クロ

どちらも長所と短所があるニャ。

目次

電子書籍と紙、どっちがいい?【まずは比較】

まず一般的な違いを中心に、電子書籍と紙の本を比べてみよう。

項目電子書籍紙の本
重さ・携帯性

集中しやすさ

メモ・マーカー

収納・整理
価格・コスパ
感覚・満足度
電子書籍と紙の本の比較(内向型視点)
◎=とても良い ○=良い △=やや不便 ×=不向き
  • 電子書籍
    メリット=どこへでも軽く持ち運べ、気が向いたときに静かに読める
    デメリット=バッテリーの管理など、長時間の読書にはやや不便
  • 紙の本
    メリット=手に持つ重みが安心感になり、読書の実感を得やすい
    デメリット=長時間の読書で手や指先が疲れやすい

電子書籍と紙、それぞれのメリット・デメリット

ここでは具体的に、それぞれのメリットとデメリットを見ていこう。

電子書籍のメリット

電子書籍は軽い

メリット1

なんといっても端末さえ選べば圧倒的に軽い。

スマホはもちろん7インチ程度のタブレットでも少し重い文庫本程度だろう。

私が使っている電子書籍リーダーのKobo Libra Colourはたった200gしかない。

これは、一般的なハードカバーの小説1冊分(約300g~500g)よりも軽い。

分厚い専門書や鈍器本と呼ばれる小説(1kgを超えるものも)との差は歴然。

端末が本棚になり、場所を取らない

メリット2

いつも持ち運んでいるスマホやタブレットが、本棚になる。

「電子書籍では所有欲が満たされない」と言われることもあるが、ポケットに入る本棚と思えば便利でスマートだ。

電子書籍はいつでも買える

メリット3

思い立ったときにすぐ購入できるのが電子書籍の強み。

深夜でも新刊を手に入れ、数秒後には読み始められる。紙の本には絶対にできないメリットだ。

電子書籍のデメリット

目が疲れやすい

デメリット1

長時間読むと、画面の光で目が疲れやすい。

ブルーライトや反射の影響で集中力が落ちることがある。特に夜の読書では注意したい。

ただし、読書専用のE-ink端末であれば、目の疲れはほとんど気にならない。
主要機種:楽天KoBo/Amazon Kindle

E-ink端末とは?

紙のような質感で読める電子ペーパー技術を使った読書専用端末。

液晶よりも目に優しく、太陽光の下でも反射せず読みやすい。通知が入らないため、読書に集中しやすいのも特徴だ。

これまで白黒表示が主流だったが、近年ではカラー対応モデルも登場している。

代表的な機種:Kindle PaperwhiteKobo Libra Colour

読書体験が味気ないと感じることも

デメリット2

紙をめくる感覚やインクの匂いなど、五感に残る要素がない。

手に取る喜びや「読み終えた達成感」が薄く、所有する実感を得にくい。

「本を読む」という体験を重視する読書家にとっては致命的なデメリット。

対応端末やアプリに依存する

デメリット3

サービスや機器の仕様変更で、読めなくなるリスクがある。

端末の故障・買い替え・アプリ終了などで、ライブラリを失う可能性がある点はデジタルならではの弱点。

ただしこれもAmazonなどの大手を選べばあまり気にしなくてもいい。

クロ

そもそも電子版が出ていない本も多いニャ。

紙の本のメリット

紙の質感を味わえる

メリット1

ページをめくる感触や紙の匂いなど、五感に訴える心地よさがある。

本を開く瞬間の音や手触りは、電子端末にはない満足感を与えてくれる。

読了の実感と所有感

メリット2

読み終えた本が積み上がっていく達成感は、紙ならでは。

背表紙が並ぶことで、自分の歩んだ読書の軌跡が、目に見える形として残る。

「本棚は性格を表す」とも言われるが、言い換えればそれはその人の歴史を映す鏡でもある。

集中しやすい環境をつくれる

メリット3

通知や光の刺激がなく、目の前の世界に没頭しやすい。

ページをめくるリズムが集中のリズムを生み、ゆっくりと物語に浸れる。

さらに、紙をめくる感触や手を動かす行為によって、電子よりも紙のほうが集中しやすく、記憶にも残りやすいといわれている。

紙の本のデメリット

持ち運びや収納に場所を取る

デメリット1

冊数が増えるほど重くなり、持ち運びや収納に手間がかかる。

特に厚めの本やシリーズもの(ラノベや漫画を含む)を集めると、あっという間に本棚が埋まってしまう。

さらに量が増えれば増えるほど管理の手間が増える。

引っ越しのため、本を段ボールをつめるのに1時間かかったことがある。

汚れ・劣化に弱い

デメリット2

紙は湿気や汚れ、日焼けに弱く、時間とともに劣化していく。

大切に保管しても、ページの黄ばみや折れなどで新品の状態を保つのは難しい。

読書中にページの端が曲がったり、飲み物をこぼしてしまったときのショックも大きい。

値段が電子版よりも高い

デメリット3

紙の本は電子書籍よりも価格が高く、ポイント還元などの恩恵も少ない。

新刊では数百円の差がつくこともあり、頻繁に読む人ほど出費がかさみやすい。

さらに保管スペースにもコストがかかるため、長期的には金銭面でも負担になりやすい。

ただし中古本を購入したり、読み終えた本をフリマなどで売却すれば実質的なコストは抑えられる。

ジャンル別に考える「電子と紙の使い分け」

ここからは私自身の体験をもとに「本のジャンルによって、どちらが向いているか?」を見ていこう。

小説・物語系

小説やライトノベルは、紙の本か専用のE-ink電子書籍リーダーが圧倒的に向いている。

物語に大切なのは世界観に浸ること。

特に文章中心の小説は集中力が必要になる。スマホやタブレットで読むと目の疲れや通知が気になって集中できないことが多い。

ページをめくる感覚や紙の匂いが、物語の時間をゆっくり進めてくれる。光の刺激が少ない環境では、集中力を保ちやすい。

クロ

あくまで持論ニャ。スマホの方がいいって人もいるニャ。

自己啓発・ビジネス書

このジャンルは人によって読み方が大きく異なるため、「どちらが良い」とは一概に言えない。

通勤の電車でサッと読みたい人にとっては、スマホやタブレットで読める電子書籍が圧倒的に便利。

一方で、メモをたくさん書き込みたい人や、重要な箇所に付箋を貼りながらじっくり考えたいタイプには紙の本が向いている。

スキマ時間に軽く読みたいか、じっくり読みたいか、記憶に残したいか、で考えるといいかもしれない。

電子でもハイライトやノート機能を活用すれば整理はしやすいが「手で考える感覚」やページ全体を俯瞰する感覚は紙ならでは。

図が多い実用書・専門書

図解やレイアウトが多い本、特定のページを何度も参照する専門書は、やはり紙の本が圧倒的に使いやすい。

ページ全体を俯瞰でき、複数の図や表を同時に確認しやすいのは紙ならでは。手書きのメモや付箋も自由に使える。

参考書や技術書など特定のページを「すぐに読みたい」場合もやはり紙に軍配が上がる。

デスクに開きっぱなしにして参照できるのも大きな利点だ。

大きなタブレットがあれば代用もできるが、細部の見やすさやページをめくる操作感、そして〈本を開いて考える〉感覚は紙の方がしっくりくる。

とくに図表を追いながら理解するタイプの学習や、手を動かして考える作業では、紙の本の存在感が思考を助けてくれる。

漫画・イラスト中心の本

漫画やイラスト中心の本は、基本的に紙の本で読むのが一番見やすい。

見開きの迫力や色のニュアンス、紙の質感など、細部の表現まで楽しめるのは紙ならではの魅力だ。
ただし見開きページでは、中央のノド(綴じ目)が埋まって少し見えづらいのが難点。

10インチ前後の大きなタブレットを使えば、電子版でも十分に楽しめる。特に見開きの迫力はむしろタブレットの方が勝ることもある。

ただし画面が小さいとコマ割りや文字が潰れやすく、7インチ以下の端末では読みづらいことが多い。

E-ink電子書籍リーダーは文字中心の本には最適だが、漫画を読むには画面サイズがネックになる。

クロ

7インチでも少し小さいニャ。できれば8インチ以上はほしいニャ。

内向型の私が電子書籍を選んだ理由

私は基本的に、小説も自己啓発書もビジネス書も哲学書も漫画も

「電子版がない本」と「明らかに電子で読みにくい本」以外はすべて楽天KoBoの電子書籍リーダーで読む。

電子書籍リーダー
私の本棚(2025.11)

私が求めるのは「内的な没入感」

私が読書に求めるのは、次の3つだ。

本の内容に深く集中すること

集中できる環境を整えること

文章をストーリーとして頭に叩き込むこと(自己啓発やビジネス書も著者の物語として読む)

私は読書において「知識の収集」よりも「楽しむこと」を大切にしている。

それは心理学でいうフロー状態に入るためだ。そのため、私は〈ながら読書〉は絶対にしない。

読書するときの私

耳栓と帽子をかぶり、五感を制限する

一度読み始めたら15分~1時間は読みたいので、時間を確保してから読む

読みながら頭の中でストーリーを再生し、描写から映像を思い浮かべる

私にとって読書とは、情報を入れる作業ではなく、心を整える「内的な呼吸」のようなものだ。

紙の本だと集中できない理由

私は読書においては100%「本の内容だけ」に集中したいタイプだ。

だからこそ、紙の本を「持つ」「めくる」といった動作がどうしても煩わしく感じてしまう。

光の当たり方で影ができたり本の角度を調整しないと見づらかったり、そんな小さな要素が集中を一気に途切れさせる。

長時間読んでいると指や腕が疲れてくるのも気になってしまう。ほんのわずかな物理的違和感でも、意識がそちらに向いてしまう。

スマホやタブレットでも、例え機内モードにしても30分もすれば目が疲れてくる。

一瞬でも外からの刺激が入るのが耐えられない。読書は外界を閉ざして、内側の世界に沈む時間であってほしい。

もしあなたがHSP(環境に敏感な人)なら、この感覚を分かってもらえるかもしれない。

まとめ|自分の読書環境を、心理から選ぼう

電子書籍と紙の本。どちらもメリットがありデメリットがある。

どちらが優れているというより「読書に求めること」と「あなたの性格・集中のタイプ」に合っているかが大切だ。

実際、私も今の環境にたどり着くまで色々と試してきた。

同じ本を電子と紙で買って読み比べたり、タブレット・PCで読んだり。

その結果たどり着いたのが、今の「静かに没頭できる電子読書スタイル」だ。

あなたも「自分が一番落ち着く読書環境」を見つけてほしい。

✅ この記事のまとめ

  • 電子書籍は軽く、どこでも読めて、場所を取らない
  • 紙の本は質感・集中力・記憶の定着に優れている
  • ジャンルによって「向き・不向き」がはっきり分かれる
  • 電子書籍リーダー(E-ink)は内向的な読書に相性が良い
  • 結局は「どんな読書体験をしたいか」で選ぶのがいちばん

✨読書に〈没入感〉を求めるなら

  • 電子書籍なら、静かな空間で一冊の世界にすぐ入り込める
  • 紙の本なら、ページをめくる感触ごとに物語を味わえる
  • 大事なのは「どちらで読むか」ではなく「どうすれば没頭できるか」

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没入感は幸福と深く関係している。私にとっての読書も、またその一つの形だ。

私が環境を整えないと集中できないのは、刺激に敏感なHSP気質と深く関わっている。

姿勢は集中力を左右する。うつむきがちになるほど心も閉じやすくなるため、読書中も姿勢を意識しよう。

読書以外に没入したい趣味を探したい人は次の記事がおすすめ。

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